以前にお蔵の葺き替え工事をさせて頂いたお客様より電話があり、本宅の葺き替え工事をしてほしいとの事、早速お伺いしてお話を聞いてみる、今は東京にお住まいとの事、屋根が経年劣化してあちらこちら雨漏りなどして困っているとの事、生まれ育った実家にたまに帰って来てのんびり過ごす
時間を持ちたいという事もあり葺き替え工事をやる事になりました。
落下防止足場を掛けていよいよ準備完了です。
クレーンを使ってまずは瓦を下ろします。
昔の屋根にはこのように瓦の下に瓦を固定するための土が載っています、お金をかけた良い建物ほど土が沢山載っています、この家も沢山載っています‼
土を取り除く作業埃まみれで大変です。
土を取り除くと、杉の皮が敷いてあります、今で言う防水シートの代わりです、長年経っていてもほぼ昔の機能を失っていません、昔の知恵です、本当に感動します。
杉の皮を剥がすと、当時の野地板が顔を出します、杉皮や土のおかげで板自体はほとんど傷んでいません。
野地板の補強や、野地面の不陸の調整のために、ベニヤを張り増しします。
現在の防水シートを張ります。
瓦を引っ掛けるための瓦残を打ちます、防虫・防腐処理加工がしてあります。
クレーンとハンガーフォークを使って瓦を上げます。
瓦上げ完了
大屋根の瓦工事完了です、下屋根の足場を外してから、下屋根工事に入ります。